すっかり汚い子になった私は帰ったら、お風呂場に直行です。パパに今日一日の汚れをしっかりおとしてもらいました。あ〜さっぱりした。
乾かし役はママの仕事です。タオルで私を拭いていたママは、草の種がいっぱいついているのを発見。「ちゃんと、洗ってやってよね〜」と思ってよく見ると、
「ゲゲーこれは種じやない!」
そうです!なんと
そういえば帰りの車のなかでおばあちやんが
このことだったのか ムムム
それからが大変。あわててノミ取りシャンプーを買いに行き、洗い直しになりました。
でも そんなことで私の身体から離れてくれる奴等ではなかったのです。(むこうだって必死ですもんねぇ)
その夜はいつも寝ている寝室には入れてもらえず、一人、隔離状態で過ごしたのでした。グスン
翌朝、急いで獣医さんにいきました。ダニの数の多さに先生もビックリしていました。
全身にパイメクトロール(ダニ駆除剤)をスプレーしてもらったのですが、とれません。
シャンプーしてとれなかったら、最後の手段「全身毛刈り」の可能性もあります。と言われました。しかたないかな。
それより、ママが震え上がったのは私についているのはダニではなく
「ツツガムシ」かもしれない、といわれたことでした。昔から恐れられているあの「ツツガムシ」だったらどうしよう。大変だ〜!家中の殺虫をしなくてはなりません。
私はダニ処理のため獣医さんに夕方まで預けられることになりました。その間ママは、お家を締め切って「バルサン」を焚いたそうです。車にも殺虫剤をたっぷりまいたそうです。
私がお家に帰ってきたのは 夜の七時半でした。ペットショップで毛刈りをした後、数人がかりでダニをとってもらったのです。調査の結果、私の身体についていたのは「マダニの幼虫」であることが判明。一安心です。
かろうじて顔がデザイン的にカットされている以外は、丸裸です。
ウィングの正体をみたとか、豚みたいな肌だとか言われましたが
私としてはせめて
「ウェストハイランドホワイトシュナウザー」と
名乗りたいです。
それから一週間はまだ身体に残っているダニを一匹ずつ取る作業が続きました。
やりかたは、1 綿棒に強いアルコール(ウォッカなど)をつけ見つけたダニに塗る
2 少しおいてから、はさみ鉗子でそっとダニをつまみとる
3 鉗子のさきをアルコールの入れ物につけてダニを放す
この方法だと、酔っ払ったダニがほろ酔い気分ですんなり離れてくれ、あとが残ることがありません。獣医さんから教えてもらいました。
この作業にママはすっかり「はまって」しまい結構楽しそうでした。
ダニがこんなに大量についた原因は、どうやらこの年丹沢でダニが大量発生したらしいことと、私が川沿いの道で無防備にいろんな所に行ったせいらしいです。
それからは、自然が多いところに行くときは、獣医さんで買ったパイメクトロール(ダニ駆除剤)をスプレーして行くようにしました。これをすると、変なにおいがするしベタベタで汚れやすいのが嫌ですが、もう二度と千匹ダニ・丸刈りは後免なので我慢します。
あまりに寒いので服をきせてもらいました。可愛いですか?
今回の一件でウィングは衣裳持ちになりました。バーバリーのコート(パパもママも持ってないのに)までもっています。ママは服を手作りしてくれて、パパは焼きもちやいていました。
毛がちゃんと生えそろったのは、春になってからでしたので、冬の間中いろんなファッションを楽しみました。
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